文系のための公務員試験対策

教員→公務員(司書)へ。悩んでいる誰かの目にとまれば嬉しいです。

⑪勉強アプリを使いこなす!その2

その1からの続きです。

 

おすすめアプリ⑤民法アプリ(民法

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総則・物権編と債権編を選んで○×形式の問題を解くことができます。

ちなみに総則・物権編は問題数260、債権は350あります。

さすがに全部はこなせなかったので、苦手な債権編を中心に解いていました。

☑がつけられるので復習に便利です。

 

⑥Xmind(情報整理)

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マインドマップのアプリです。

Youtube編で紹介した「山辺さん」がおすすめしていた勉強法で、

ツリーのように知識を関連づけてどんどんつなげていくことで、散らばった情報が整理され記憶に定着しやすくなるのだそうです。

私は憲法民法行政法社会学など、暗記系の科目のメモ代わりに使っていました。

情報を一元化しておくと試験前にも見返すことができ便利です。

 

⑦世界アトラスと世界地図MxGeo(世界史・地理)

恥ずかしながら世界各国の位置関係や主要な河川・山脈などがほとんど頭に入っていなかった私。前知識が無いため、世界史や地理などで国名が出てきてもちんぷんかんぷんでした。このアプリは、「ウルグアイ」「ペルー」など検索をかけると地図上で位置を示してくれます。少しですが、人口の多い国や面積の大きい国などのランキングなども載っていました。

 

アプリは探したらもっとあると思いますが、あくまで隙間時間やテキストを開く元気がないときに使う補助的な役目として使用していたので、私はこれで十分でした。

毎日使っていたのは⓵のStudyplusと②英単語ターゲットです。

特に英語は直前でなんとかなるものでないので、早めに始めることを強くおすすめします。アプリなら通勤中や作業をしながら勉強できるので、気軽に取りかかることができます!



 

⑩勉強アプリを使いこなす!その1

だいぶ間隔があいてしまいました。そろそろ9月の試験も終わった頃でしょうか?

これから勉強する人の参考になれば幸いです。

さて、今回は実際に使っていたスマホの勉強アプリについてレビューしていきたいと思います。

 

①Studyplus(勉強管理)

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勉強時間を記録できるアプリ。こちらについてはまた別記事で紹介したいと考えています。

モチベーションを維持する秘訣として、自己啓発の書籍などで「努力を視覚化する」という方法が紹介されることがあります。本当にその通りで、グラフで勉強した時間が記録されることによって自信につながりました。

また、「勉強記録を残す」ことでこれから受験する人の参考資料とすることもできます。

私は教員採用試験の勉強のときに、1日何時間勉強した、どの科目をどの程度勉強したかなど全く記録に残していなかったので、後輩に勉強法について質問されても具体的に答えられないことが多々ありました。今回は記録しているので、こうやってブログに残すこともできます。

 

②ターゲットの友(英単語)

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かの有名な参考書のアプリ版です。

レベルを変更することもできますが、私はノーマルな「英単語ターゲットR1900 6訂版」に設定していました。共通テスト国公立二次・難関私大向けだそうです。実際は1900字は覚えられませんでしたが、アプリ内で単語が登場する順番も重要単語→難易度が上がるようになっていたので、基本は押さえられたのではないかと思います。

単語を覚えるミニゲームやリスニング機能など、機能が充実しています。

 

③公務員のライト(一般・専門教養)

 

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Youtube編でも紹介した「公務員のライト」のアプリ版です。

無料で予想問題や過去問を解くことができます。

予想問題は、一般教養が「政治・経済」「日本史」「生物」「思想倫理」

専門は「社会学」が収録されています。

過去問題は試験区分ごとに公開されており、特別区1類であれば

「経済」「思想倫理」「社会」「政治」「日本史」「地理」「生物」「地学」

とかなり幅広くカバーされています。ただし、それぞれの問題数はばらつきがあり、5問程度の科目もあります。

アプリからYoutubeの動画にとぶこともでき、便利です。

 

④時事のライト

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③の「公務員のライト」の時事対策版です。

問題を解いたり、動画にとんだりすることができます。

動画をみる→問題を解いてアウトプット という風に使っていました。

これから内容が充実してくることでしょう。

 

意外と多かったのでその2に続きます。

 

 

 

 

⑨T●Cの教材レビュー【専門科目編】

【法律系】

憲法

講義動画+テキスト+V問

とっつきやすく楽しかったので時間をかけすぎてしまいました。

 

民法

講義動画+テキスト+V問

長いけど一応最後まで見ました。途中からyoutubeに頼っていましたが…

V問も難しかったので、参考書で解いていました。

 

行政法

講義動画+テキスト+V問

民法よりはマシ。公務員のライトに「3日間集中講座」のような動画があがっていたので、頻出事項はそれでカバーできました。V問も解いたけど参考書のほうがまとめられていて分かりやすかったのでそちらが中心でした。

 

・労働法

講義動画+テキスト+V問

これはとっつきやすいのでおすすめです。社会人のほうが頭に入りやすいはずです。

 

【経済系】

・ミクロ、マクロ

講義動画(時々)テキスト(時々)→「速習!」をまず見てみて、理解できたらそのまま。難しかったらT●Cの講義も見てみる…というようにしていました。

V問(ほとんど使わず)→過去問を解く際はスー過去を使っていました。

問題数が絞られていて、まだやる気になったからです。

 

・財政学

講義動画+テキスト+V問

これは動画が分かりやすかった気がします。

予算の配分や税金の区分など、公務員になるなら知っておかないとならない内容だなと感じました。時事とも少し絡むので、一緒に勉強すると覚えやすいと思います。

 

【政治系】

すべて講義動画+テキスト+V問

 

政治学

社会科学の「政治社会」と関連。行政学と同じ先生が担当。テキストも、顔写真や関連するだじゃれがたくさん載っていて面白い。内容ももりだくさんで、人名やら政治思想やら政治制度やらとにかく「政治」のオンパレード。政治は興味があったので楽しく学べました。苦手な人はちょっときついかも。

 

行政学

社会科学の「政治学」分野と関連。

人名がたくさん出てくるが、テキストに語呂合わせのだじゃれがいっぱい載っていて面白かった記憶。ウェーバーマートン、ギューリックなど定番をまずおさえるとよいです。本番は聞いたことない名前がたくさん出てきて撃沈しましたが、そういう場合は皆も解けないのであまり気にしなくてもいいそうです。

 

社会学

行政学と似ているイメージだけど、「学者たちは社会をどう定義したか」という学問。

「部分」「全体」「個人」など概念を表す単語がよく登場します。

出る問題はほとんど決まっているので、他の政治系よりは対策しやすい気がしました。

 

・社会政策

社会科学の「政治社会」と関連。雇用・労働・社会保障など。時事とも関連するので、「速攻の時事」が発売された後、同時期に勉強するとよいと思います。

 

・国際関係

かなり苦手分野で苦戦しました。

戦後の外交が覚えることが多くて大変でした。youtubeのminiいけ先生の動画を見て知識を補填したり、関連動画を見たりして楽しく覚えるようにしていましたが、結局あまり覚えられなかった気がします!

⑧T●Cの教材レビュー【教養科目編】

【一般知能】

 

すべて講義は見ていません!!V問を解いておけばそれなりに得点は狙えます。

ただ、問題をたくさん解きたかったので「数的・判断・資料・現文・英文」はスー過去も買い、並行して解いていました。特に長文読解は初見の問題に対応できるかにかかっているので、いくつか問題集を買っておいても損はないと思います。

 

数的推理、判断推理、資料解釈

すべてV問で対策可能。解説が詳しいのでテキストは見ないでもよし。

 

・現代文、英文

すべてV問で対策可能。初期の頃に毎日少しずつ解いたのと、直前期に慣らすために解いた。

 

【一般知識】

とにかく基礎を固めようと思い、参考書も何も買いませんでした。

ひたすらテキストとV問の頻出度が高い問題を解いていました。

 

・世界史・日本史

テキストも使用したほうがいい。過去問だけ解くと頭に入らない。

テキストのそれぞれの章の最後にある一問一答みたいなコーナーがおすすめ。

 

・地理

時間がなかったのでV問でカバー。知識の補足はyoutubeで。

 

・文学・芸術

出るか分からなかったのでV問のみあっさり勉強。

 

・生物

テキストのまとめ問題を解いて基本事項を頭に入れる→V問を解く→間違えた問題を繰り返し解く

以外と範囲が広いので、頻出度Aを優先的に勉強。

 

・地学

生物と同じ流れ。割とコスパのいい科目だと思う!文系におすすめ。

 

・政治・経済

T●Cでは「社会科学」というくくりになっている?

専門科目の政治系の基礎になっている場合が多いので、社会科学から始めるのがおすすめ。社会は好きだったので勉強自体はそんなに苦ではなかったが、量が多いので少しずつ進めたほうがよい。

 

・社会

おそらく「時事問題」

速攻の時事でカバーできる。

⑦youtubeの偉大さを語る

タイトルの通りです。

いや本当にその通りです。

これが無料?と疑うくらい素晴らしいコンテンツがたくさんありました。活用しない手はないです。

実際に登録していたおすすめチャンネルを紹介します。

【全般】

①公務員のライト

教養から専門まで幅広く動画があります。困ったときはコレです!

特に一問一答がおすすめです。

[教養知識]1問1答で最終チェック[30分で制覇‼️] - YouTube

時事もよく聞いていました。

[2021年時事]試験対策の総まとめ‼️これで絶対得点‼️ - YouTube

憲法、生物、行政法もこちらのチャンネルでカバーしていました。

 

②公務員試験エクシア出版

「みんなの公務員」略して「みん公」で情報収集ができます。

公務員試験の対策本もたくさん出している寺本康之先生が主にコメンテーターをしているのですが、辛口で良しです。

面接対策など二次試験のための動画もたくさんあるので、参考になると思います。

【2021公務員試験受験生へ!】厳しいこと言います 公務員試験 今年がラストチャンス!〜みんなの公務員試験チャンネルvol.481~ - YouTube

 

③元県庁職員の山辺陽一 Fラン→5箇所に内定

山辺さんは公務員試験対策の講座などを個人でされていて、私も筆記試験対策を申し込みました。ブログも運営されているので一度見てもらえば分かると思いますが、とにかく情報量が圧倒的です。筆記試験に対する心構えなどを教わりました。

【知らないとヤバい】公務員試験を最短距離で攻略するための7つの勉強法 - YouTube

 

【専門科目】

民法

動画で民法がわかーる。【宅建行政書士・公務員試験対策】

民法は ほぼこの動画で学んでいました。過去問にとりかかる前や、参考書で勉強する前に概要をつかむためにはベストだと思います。

専門用語満載でとっつきにくい民法の事例を、かわいいイラストや分かりやすい用語に置き換えて教えてくれます。総則・物権・債権と分けてくれているのもとてもありがたい。

民法 債権編#1 「債権・債務とは?-債権の基礎-」解説 【宅建・行政書士・公務員試験対策】 - YouTube

 

〈社会系科目〉

miniいけ先生の倫政チャンネル

ターゲットは高校生のはずなので公務員試験と異なる動画もありますが、金融政策から労働法からマルクスからとにかく幅が広いです。そして動画一つ一つが短く、端的で分かりやすいです。社会が苦手な人も楽しく勉強できると思います。

miniいけ先生 - YouTube

 

【教養科目】

〈地理〉

地理を通して世界を知ろう!

現役の高校の先生が、授業でも使えるように…とのことで開設したチャンネルだそうです。地理は、字だけでなくて実際に地図や写真を見たほうが記憶が定着します!このチャンネルはそれをばっちりカバーすることができ、おすすめです。

【高校地理】2-7. 河川がつくる小地形(扇状地、氾濫原、三角州) | 2. 世界の地形 - YouTube

覚えにくい扇状地、三角州も動画だと目からも耳からも情報が入ってくるので、忘れにくい。

〈日本史〉

丸竹夷 youtube高校

理系が得意な方は歴史は捨てることをお勧めします。日本史はマニアックな問題が出たりするのでコスパが悪いです。が、私は数学・化学・物理すべて捨てたのでそんな選択肢はありませんでした。

歴史系youtuberが口をそろえて言っていたのは、歴史は流れをおさえるということ。

下記の動画はコンパクトで流れをつかむのに最適でした。

【日本史】01 忙しい人のための旧石器時代から江戸時代まで【見て覚える日本史シリーズ】 - YouTube

 

思いのほか大長編になってしまいました。

他、思い出したらまた貼っていきます。

⑥勉強スケジュール

スケジュールを制するものは受験を制すと言っても間違いではないでしょう。

公務員試験の科目数は膨大ゆえに、ひとつに時間をかけてしまいすぎると範囲が終わらないうちに受験当日に…なんてこともありえます。

やみくもに手をつける前に、おおざっぱでも計画を立てる必要がありました。

参考にしたのはこの本です。

 

『公務員試験独学で合格する人の勉強法 2022年度版』鶴田 秀樹 著・実務教育出版

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言わずと知れた「スー過去」の著者です。

スー過去の使い方の解説などもあり、併用するとより効果が高まりそうな気がしました。

ネットの情報とほとんど同じで、「主要教科(配点が大きい科目)から手をつけるべき。」「過去問を中心に勉強せよ。」等と書かれていました。

この本を参考にしながら私が立てた大まかな学習計画はこうです。

 

12~2月…「判断推理・数的推理」「ミクロ」「憲法

3~5月…「長文読解」「マクロ」「民法

6~9月…「行政法」「その他教養科目」

 

計画をたてると不思議と安心したことを覚えています。

いくつもの分かれ道が見えるけどどこに行ったらいいか迷っている状況から、標識が見えて進むべき方向が明確になったイメージです。

ひとまずこれでやってみることにしました。

 

ちなみに憲法は真面目にT●Cの講義を全部みました。

判例をいろいろ紹介してくれるので面白かったです。特に他の参考書等は使わず、過去問も塾のものを使用していました。それで十分点数がとれます!

 

⑤スー過去の偉大さを語る(ミクロ経済学)

 入塾を決意したのは年末。

 すぐに始めたのは、「ミクロ経済学」のつまずいた部分の講義を視聴することからでした。

 しかし、、、

 結局見ても分からない!!!

 あきらめて次に進むことにしました。

 結果、「速習!」のほうが分かりやすいことも、塾の教材のほうが分かりやすいこともあるし、そのどちらでもピンとこない場合もありました。

 そこで、禁じ手と言われる「他の参考書に手を出す」ことを始めます。

 それがこちら。

 

『スーパー過去問ゼミ ミクロ経済学』/資格試験研究会 編・実務教育出版

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 ネットでも独学の人はたいていこれを使っていると前情報があり、気になっていたこの本。

 めちゃくちゃ良かったです。

 試験直前まで繰り返し解いていました。一番使ったといっても過言ではないでしょう。

 何がよかったかというと、「掲載問題リスト」が見開きについていて、解いた問題や正解した問題をチェックすることができること、必修問題にマークがついていて最低それをやりこめばいい点など、色々な使い方ができるという点です。

 必修問題が終わったらどんどん問題を増やしていく、という効率的な勉強ができました。

 ミクロでいうと、私はもともと計算問題は大の苦手だったので

 テーマ6「消費者理論の応用」

 テーマ10「最適生産要素投入」 は、捨てました。

 

 また、スー過去には試験名ごとに頻出度が書かれていたので、そちらもチェックし自分の受ける試験で出ない章も省きました。

 

テーマ3「代替効果と所得効果」

テーマ9「長期費用と短期費用」

テーマ12「寡占者理論」

 

ということで、本来は21テーマ勉強しないといけなかったものを

16テーマのみに絞ることができました。

T●Cは情報が多くていいのですが、短期間で勉強しないといけなかったり、社会人だったりで効率を重視する方は、「捨てる章を選ぶ」という点でスー過去はかなり使えると思います。