文系のための公務員試験対策

教員→公務員(司書)へ。悩んでいる誰かの目にとまれば嬉しいです。

④独学の壁

 12月に大手予備校T●Cの説明会に参加しましたが、実はすぐに入塾を決めたわけではありませんでした。理由は二つあります。

①高い

②教材が多すぎる

です。 高いと感じるのは人それぞれなので何とも言えませんが、30万以上はかかりました。教材はとにかく多かったです。各自で講義を見て勉強をすすめる形になるのですが、ただでさえ教科が多い公務員試験(17科目)をすべて講義を見るのは…絶対無理。と思いました。

 

 そこでいったん保留にして、2週間ほどは参考書を買って独学で勉強していました。

使った参考書はこちら

 

①無敵の地方公務員【上級】過去問クリア問題集/喜治塾 編著・高橋書店

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 全問解いてみて、どのくらいの難易度かを把握。

 その後は判断推理、数的推理の間違えた問題を繰り返し解いていました。

 

②判断推理がみるみるわかる!解法の玉手箱/資格試験研究会 編・実務教育出版

 

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 とにかく数的・判断推理が壊滅的だったのでそれから手をつけようと思い、ネットで公務員試験の情報をあさった結果 初心者にとっつきやすいとのことでこちらをセレクト。まだ判断推理のほうがマシだったので最初に始めました。

 

数的推理がみるみるわかる!解法の玉手箱/資格試験研究会 編・実務教育出版

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 判断推理が分かりやすかったため同シリーズのこちらも購入。

 判断推理が終わってから手をつけようと考えていました。

 

 ⓸速習!ミクロ経済学2nd Edition/石川 秀樹 著・中央経済社

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   ネット情報で「数的・判断推理と並行してミクロ・マクロを勉強していたほうがいい」との声が多かったため、名著と名高く、無料動画まで公開していたこちらをゲット。先生がジェントルマンかつスマートに説明してくれます。お試し問題もついているので知識の定着もはかれました。

 

 しかし、ミクロで行き詰ります。

 最適消費理論の「L」が出てくるあたりから全く分からなくなりました。

 ‥ということを参考書を見せながら友人に相談すると、「それ普通に独学無理じゃない?特に働きながらだし、予備校行ったほうが効率いいと思う。」と正論を言われ、おとなしく入塾に至りました。

 結果、入ってよかったです!続きます。

 

③受験を決めた理由 その2

 司書の資格勉強はとても楽しかったです。

 本好きな両親の影響で、小さい頃から読書が大好きだった私。

 高校の卒業文集にも、将来の夢に「図書館の先生」と書くほど憧れていた仕事でした。

 でもこの頃はよく調べもせず、イメージで「図書館司書の採用は少ない」「若い人しかとらないから自分はもう無理だろう」と思い込んでいました。

 教員が本当に無理になったときの保険として資格をとっておく、という考えでした。

 

 それから3年後、念願の少人数の学級で無理なく仕事を続けていましたが、転機が訪れます。

 本当にたまたま、公務員試験の情報が載っているホームページを見つけ、私の年齢でも受験可能な職種があることを知ったのです。

 公務員試験が難しいことは分かっていました。仕事と両立できるかが一番の懸念事項でしたが、次の週にはすぐ塾の説明会に参加していました。

 チャンスがあるならとりあえずやってみよう精神です。

 結果としてその判断は正しく、あの時受験すると決めた自分に拍手を送りたいです。

②受験を決めた理由 その1

 私は大学4年の時に教員採用試験に合格し、採用されてからずっと教員として働いてきました。

 勉強を教えたかった、子どもと関わりたかったというよりも、「教育」に関する仕事で特に人格形成に関わる分野がいいなという動機でした。

 優しい人になってほしかったし、思いやりのあふれる学級をつくりたくて奮闘していました。

 しかし理想と裏腹に、学級経営は何年たってもうまくいきませんでした。

 少人数の学級だと楽しくできるのですが、大人数だと雰囲気が悪くなってしまいます。学級崩壊のレベルまではいきません。傍目からみると一応授業も座って聞いているし、給食も掃除もちゃんと当番がこなしていました。先生が呼び出しても素直に応じて話は聞いてくれていました。ですが、どうにも雰囲気が悪い。

 一番こたえたのは学力テストです。毎日の補習もむなしく点数がとれず、同学年の中で平均が圧倒的に低く、私のクラスのせいで点数を押し下げてしまいました。

 

 原因は今なら分かります。自分自身に余裕がなかったからです。

 

 仕事量の多さ、気を配らないといけないことの多さに体力も気力も衰耗していました。一番重要なはずの教材研究に時間がさけず、いい授業ができず、子どもたちの点数も悪くなるという悪循環。

 年頃なのでやりたくないことには当然反抗してくる子どもたち。反抗に反抗で返すとろくなことにならないのに、忙しいと心が死にます。諭してじっくり話を聞いてあげればよかったのに、気力がわきませんでした。

 

 まだ大丈夫、大丈夫と言い聞かせながら出勤を続けていましたがある朝、布団から起き上がれなくなりました。

 

 そのまま診断名がつき、半年間休職することになりました。

 最初の3日間は自分の情けなさ、まわりへの申し訳なさにずっと泣いていました。

 しかし、時間が経つにつれ意思が固まってきます。

 

 私は教員を続けるべきではないと。

 

 復帰後は仕事を配慮してもらえるかもしれないけれど、いつまでもそういうわけにはいかない。年齢が上がるにつれ、難しいケースを担当することもあるだろう。主任も任されるだろう。

 どう転んでも、バリバリ仕事をこなす自分が想像できませんでした。

 想像できないというよりも、「なりたくない」が本音だったのかもしれません。

 教員以外でも、教育に関わる仕事はできるはずだ。

 そこで、図書館司書の資格をとるために通信制大学への入学を決めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

①自己紹介

 初めまして。教材を捨てる前に、私が勉強してきたことがこれから試験対策をする誰かの役に立てたらいいなということで急いで書き残すことにしました。

 

〈自己紹介〉

【名前】みい

【性別】女

【年齢】32歳

【前職】教員

【合格した職種】県職員(中級)

【塾】T●C

【勉強歴】9か月

【大学】地方公立大 文学部

 

 身バレは嫌ですが、スペック等正直に書かないと参考にならないと思うので…。

私は公務員試験に受かってから、大げさでなく人生が一変しました。

受けるか迷っている人、今の仕事をずっと続けられる気がしない人は絶対に受けるべきです。

 公務員試験は無料で、日程がかぶらない限り併願もできます。

 年齢制限も徐々に上がってきています。

 また、公務員ならではの福利厚生も充実していて、安定した給与ももらえます。

 ぜひ一度自分の自治体を調べてみてほしいと思います。